七左衛門の翻訳と著作権

翻訳のような二次的著作物を創作する権利は、原文の著作者が持っています。堺屋七左衛門の翻訳は原著作者の権利を侵害していないか、とご心配くださる方もいらっしゃるので、2008年5月15日付で「七左衛門のメモ帳」に掲載した説明をここにも再掲しておきます。ご参考まで。

翻訳と著作権

私が「ケヴィン・ケリーの文章を翻訳して発表している」と言ったら、「著作権の問題はないのか?」と心配する人がいました。このサイトをご覧になる方で、同様の心配をされる方がいるかもしれません。

まず結論だけ言えば、ケヴィン・ケリーのサイトに掲載している文章にはクリエイティブ・コモンズのライセンスが指定されているので、一定の条件を守る限り、私が勝手に翻訳を発表しても著作権の侵害にはなりません。

クリエイティブ・コモンズとは何であるかについては、クリエイティブ・コモンズ・ジャパンのサイトや、結城浩さんの「クリエイティブ・コモンズ 関連文書の日本語訳」などをご覧いただくと良いかと思います。

クリエイティブ・コモンズのライセンスにもいくつか種類がありますが、ケヴィン・ケリーが指定しているライセンスでは、一定の条件を守れば改変、複製、頒布などを行うことが認められています。そして改変可能ということは、翻訳することも可能なのです。

そもそも、私がこういう翻訳をしてみようと思ったのは、yomoyomoさんの「クリエイティブ・コモンズ・ライセンスのブログ翻訳のススメ」という文章を読んだからです。英語と日本語の読み書きに興味のある方は、ぜひこの文章をお読みになることをおすすめします。